令和4年度は制服のモデルチェンジが過去最多だったそうです。
原料が入ってこなかったり、縫製工場の職人さんが足りなかったりで、学生服業界はてんやわんやだというのに、なぜか急いで対応する学校が増えました。
ジェンダー対策というやつでしょうか。
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販売店としては複雑です。
「常に在庫は切らさないように」と言われ各サイズ確保しているのに、「来年度から制服(または体操着)のデザインを変更します」なんてことになると、在庫はほぼ廃棄に。
学校独自のデザインの制服や体操着って、注文したらすぐに入ってくるものではありません。
そのため、半年から1年前には手配しなければならないものもあるのです。
それなのに…。
サヨナラナンテツラスギル…
お金をかけて仕入れたものを、事業ゴミとしてお金を払って廃棄にするの、辛いです。
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一部のご家庭にとっても、大きな問題です。
上の子のおさがりや、譲渡品を着る予定だった方は、まるまる購入しなければならないわけですから。
モデルチェンジした学校の制服は、3年間は中古品が出ませんから、それまでは全員が新品を買わなければなりません。
ダイジニトッテオイタノニ !!!
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学生服や体操着などのモデルチェンジは、時代に合わせて、いずれどこかのタイミングで行う必要があると思います。
それでも、SDGSが推奨されている今、家庭に金銭的な負担をかけたり、販売店の新品未使用在庫を廃棄にしたりすることはどうなのでしょう。
せめて最初の3年くらいは「どっちでもいいよ」というスタンスではダメなのでしょうか。
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「集合写真撮った時にヘンじゃないですか」と言われてしまったら何も言えません。
でも、デザインを大幅に変更しなければ、新旧混ざっていてもあまり違和感はないと思うんです。
そもそも私学などは、ワイシャツが複数色あったり、セーターやベストが選べたりしますし。
全員がきっちり同じデザインじゃなくてもいいのでは?なんて思ってしまいます。
ましてや公立、しかも義務教育ですよ…。